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No.1548 - ムンク(叫びの連作群)
投稿日 2024/04/25(Thu) 13:04:26
投稿者 Sabu Q D Kaneda
1.ムンクとは?

ムンクについては、以下を参照ください。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%89%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%A0%E3%83%B3%E3%82%AF

ムンクは
 1863年、ノルウェーのロイテンで医師の父のもとに生まれ、間もなく首都クリスチャニア(現オスロ)に移った。
 1868年に母が病気で亡くなり、
 1877年には姉が亡くなるという不幸に見舞われ、後の絵画作品に影響を与えている。
 1880年、王立絵画学校に入学し、1883年頃から、画家クリスチャン・クローグや作家ハンス・イェーゲルを中心とするボヘミアン・グループとの交際を始めるとともに、展覧会への出品を始めたが、作品への評価は厳しかった。
 1889年から1892年にかけて、ノルウェー政府の奨学金を得てパリに留学した。
    この頃、「これからは、息づき、感じ、苦しみ、愛する、生き生きとした人間を描く」という「サン=クルー宣言」を書き残している。
    フランス滞在中に、印象派、ポスト印象派、ナビ派など、最先端の芸術に触れ、技法を学んだ。
 1892年、ノルウェーに帰国してから、「生命のフリーズ」という、テーマを持った連作の構想を固め始めた。
     この年、ベルリン芸術家協会の招きにより個展を開いたが、これが新聞に激しく攻撃され、1週間で打ち切りとなるというスキャンダルになってしまった。
     その後もベルリンに住み、北欧の芸術家らと親交を深めながら『叫び』、『マドンナ』、『思春期』といった代表作を次々生み出していき、これが「生命のフリーズ」を構成する作品となった。
 1896年にはパリに移り住み、版画の制作などに注力した。
 1897年からはノルウェー海沿いの村オースゴールストランを一つの拠点とし、イタリア、ドイツ、フランスの各地と行き来しながら、「生命のフリーズ」を完結する作品を制作していった。
    この頃にムンクはトゥラ・ラーセンという女性と交際していたが、徐々に彼女を避けるようになっていた(→オースゴールストラン)。
 1902年からはドイツを中心に活動したが、この年、ラーセンと口論の末、暴発したピストルで手にけがを負うという事件があった。
 1903年頃からは友人のマックス・リンデのための連作を制作したり、イプセンの舞台装置の下絵を書いたりした)。
 1908年、コペンハーゲンの精神病院に入院し、療養生活を送った。この時にはノルウェー政府から勲章を与えられたり、国立美術館がムンクの作品を購入したりして、ムンクの評価は決定的になっていた。 
 1909年に退院するとノルウェーに戻り、クリスチャニア大学講堂の壁画や労働者シリーズを手がけた。
 1916年からはオスロ郊外のエーケリーに住み、制作を続けていたが1944年に亡くなった。
 1890年代のヨーロッパは世紀末芸術と呼ばれる時代であり、同時代の画家たちと同様、リアリズムを離れ、人間の心の神秘の追求に向かった。
   『叫び』に代表される作品には、説明し難い不安が通底しているが、ムンクが鋭敏な感受性をもって、人間の心の闇の世界を表現したものといえる。

2.ムンクの叫びとは?

 以下を参照ください。
https://www.bing.com/images/search?q=%e3%83%a0%e3%83%b3%e3%82%af&qpvt=%e3%83%a0%e3%83%b3%e3%82%af&form=IGRE&first=1

 ムンクの絵は、「鬼気迫る切実な切迫感」を伝えています。
 表現的には、「劇画化」を使っています。
 「怖いから嫌」ではなくて、「怖い事を楽しむ」タイプの怖さを感じます。

 時代が進み、美しいものを上品に描くから、自分のテーマを劇画風の作品で連綿と作り続ける。
 初期に作った絵を、連綿と作っていき、自分の創造全体が、傑作でありたいという思いを持った人です。
 ですから、これが傑作ということは無く、作品群全体が一つの作品と見るべきでしょうか?
 
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